前年度、開催された王将戦が、タイトル戦に格上げされ第１期王将戦として開催された。前回と同様に順位戦A級上位5名によるリーグ戦で挑戦者を決定し、名人との七番勝負にて初代王将位が決定される。また前回採用された七番勝負の「三番手直り」は今回も採用されることとなった。
タイトル戦
第5局で升田八段の4勝1敗となり勝ち越しが確定し初代王将を獲得した。また「三番手直り」（三番勝ち越し）の指し込みとなり、次局は名人相手の香落ち戦となることになった。しかし升田が対局を拒否したため、升田の1年間の出場停止、理事会総辞職などの騒動に発展した(陣屋事件）。最終的に木村名人の裁定により、升田の復帰、理事の辞表は受理されない結果となった。第6局は木村の不戦勝、第7局は合意のもと平手での対局でなり、升田の勝利がした。第1期王将戦は升田の5勝2敗で終了した。
七番勝負
挑戦者リーグ
第6期A級順位戦上位５名が参加予定であったが、5位の高柳が病気欠場中のため、6位塚田が繰り上がり出場となった。
プレーオフ